2013年5月8日水曜日

コイケヤのポテトチップス

ツイッターで@aqgalさんがつぶやいてらっしゃいました。

「オズのチクタク」読書中。新訳ではどうなってるんでしょう。「きさまをジャガイモに変えて、コイケヤのポテトチップにしてやる!」

そうなんですよね。私もこれずっと気になってました。「コイケヤのポテトチップス」って。
なぜそこ限定する??

原文ではきっと、アメリカの有名なポテトチップスメーカーの名前が出てきてるんだろうな?と勝手に想像したまま、早数十年。

この際と思って、確認してみました。
I'll turn you into a potato and make Saratoga-chips of you!  
ですって。サラトガチップス…。

Wikiによれば、ニューヨーク州のサラトガスプリングにあったレストランのシェフが発明したという説が有力なんだそうです。で、サラトガチップスという名前で有名になった…らしい。

へー。

でも、それがなんで日本だとコイケヤになるの?カルビーとかじゃなくて??

あれ?「ポテトチップスといえば、カルビー」って、ひょっとして私だけ??


と思ってググってみたら、こんなのありました。

好きなポテトチップスメーカーTOP5-http://news.mynavi.jp/news/2013/04/23/179/index.html

1位は約6割の票を集めて、ぶっちぎりでカルビー。

やっぱり。


ということは…
ひょっとして、佐藤高子さんはコイケヤポテトチップスのコアなファンだったとか…

とか、またまた妄想を膨らませていましたが、最後はやっぱりwikiで解決。



日本で最初にポテトチップスを量産販売したのはコイケヤだったのです!

カルビーが1975年なのに対し、コイケヤは1962年。

それで、「サラトガチップス」が「コイケヤのポテトチップス」となったのですね。


翻訳家さんってすごいなぁ。と、またまたあらためて思いました。

新訳ではどうなってるんでしょうね?


って、私、持ってるじゃん!「チクタク」は持っているのです^^

で、早速そっちもチェックチェック。
えーと、これはご自分で読まれた時の楽しみにとっておいたほうがいいのかな??

ここでは、シンプル イズ ベスト。 とだけにしておきます~^^

2013年5月6日月曜日

なぜ私は「オズの魔法使い」に惹かれたのか

特に深く考えたことはなかったのですが、オズのホームページを作って、オズファンの人たちとお話させていただいてる中で、何人かの人に聞かれました。
そのたびにそのとき思ったことを、まあこれまた深く考えずに、思ったまんま答えていたのですが、

例えば、「のんきであっけらかんとしている、明るいところが好き」

例えば、「登場人物が、自分は人と違うということを誇りに思っているところが好き」

例えば、「ただただ子供たちを楽しませたい、そのために書かれたというところが好き」

そういう割には「ときどき出てくるピリッときいた風刺が好き」

子供のころには「お姫様がでてくるのが好き」なんてのもひとつの要因だったかもしれません。

いろいろです。そのどれもが本当だし、実際に、オズの魅力の一つだと思います。

政治的解釈、禅的解釈、等、解釈はもうほんとにいろいろあるようで、よんだ人それぞれ自分の思ったように解釈してるんだなあと、そういうところも好きなひとつかもしれません。


今回、「オズ はじまりの戦い」の映画のキャンペーンで、読書感想コンクールがあると知った時、みんなどんな内容で書くのかなぁと楽しみでした。

最優秀賞受賞者の感想文は発表されるのかなぁ?と期待していたのですが、残念ながら、私は見つけられませんでした。(なかったのかな?)

自分だったら何をどう書くのか…↑これらのことをあれこれ思い出していました。

そして、今回また一つ新しい理由を見つけました。

私がオズを好きな理由。それは「終わりそうで終わらない物語」だからだ、と気が付いたのです。



↓↓  以下激しいネタバレです ご注意ください ↓↓




たつまきでオズに飛ばされて、ドロシーは家に帰りたいと泣く。そうしたら「エメラルドの都にいるオズの魔法使いに会え」と言われる。

途中、かかしやブリキの木樵り、ライオンに出会い…カリダに出会い、ポピー畑を通り抜け…

エメラルドの都についたら、そこで終わりだと思いません?オズ様にはなかなか会えなかったりしたけど、会ってもすぐには願い事を聞いてはもらえなかったけど、でも、そんなふうに、あれこれありながら、最後には「願いをかなえてもらって終り」だと思いません??



そしたら、なんと「西の魔女のほうきを持ってこい」と言われ、一同西の国へ出発。

えー?まじで?これから、行くの??このメンバーで?魔女を倒す??


と、「うそーん」感が漂ったところで、一波乱二波乱のちに、無事魔女を倒して、凱旋報告。



これで、いよいよ願いが聞き届けられて…と思ったら、今度は魔法使いが偽者?!


「うそーん」そんなのアリ?!と思ったところで、気球で帰るとか言い出して。

へーそういうふうに帰るのか~。なるほど、これでほんとにおしまいね、



と思ったら、トトが逃げ出し、ドロシーを置いたまま気球は出発。

「うそーん!」どーすんのよ、これ以上!!もうここに住んじゃう系?帰んない系?



と思ったら、グリンダに会いに行く、って。

へーじゃあ今度こそ、彼女の魔法でなんとかしてくれるのね??(もうページ数もないしね?)



と思ったら、「その銀の靴の魔力で、いつでも家に帰れたのですよ」って。

「うそーん!」もここに極まれり。


で、もう信じない、最後にまたなんかあるんじゃ??

と思ったら、あっさり「エムおばさん!」「ドロシー!」だって!あっけなさすぎ!!


あはは。そういうところが、私、好きなんだろうな~、きっと。