2012年11月4日日曜日
ミュージカル「ウィズ~オズの魔法使い~」見てきました
感想を書こうと思ったのですが、この気持ちをどうまとめればいいのか、何だか悩んでしまう…そんなミュージカルでした^^;
よかった、のか???
よかったかと聞かれれば、そうですね、楽しくないことはなかったです。チケットが高くて1枚だけしか買わなかったけど、もう1枚奮発して子供といっしょにくればよかった、きっと喜んだだろうし、一生思い出に残るミュージカルになったかもと思いました。
観客席に何度も下りてきてくれるのは、やっぱり嬉しいし、出演者の方々の「楽しんでほしい」という気持ちはずっと、すごく伝わってきました。
ただ、じゃあすごく満足のいくミュージカルだったのかと聞かれれば、素直にうんともいいたくないような…。
私は演劇とかミュージカルとか音楽とか全然わからないまったくの素人ですが、全体的になんか音質がよくなかったような??中日劇場での最初の公演だったので、調整がまだなにかうまくいってなかったんでしょうか。とくに最初のころ、音が大きすぎて、せっかく出演者の方が高々と歌いあげているのに、それを不快に(すみません!)思うくらいでした。それは最初の方だけで後の方はそんなにも思わなかったのは、何か途中で変わったのか、それとも私の耳が慣れたのか?^^;
昔、ダイアナ・ロス、マイケル・ジャクソンの出てくる映画「ウィズ」を一度だけ見たことがあるのですが、覚えているのはマイケルジャクソンがかっこよかった^^というくらいで、ドロシーはなんか陰気でいつもびくびくしてるし、そのときは、オズの国がものすごく怖くて恐ろしいところに描かれていたことがすごく不満だった、というそれくらいしか覚えていない。
ブロードウェイで大好評だったという元のミュージカルもよく知らないので、その映画がどこまで元のミュージカルをきちんと再現していたのかもわからないし、今回のこのミュージカルも、どこまでがオリジナルと同じ部分でどこが今回かわっていた部分なのかもわからなくて、なにがどうとも言い難いのですが、
少なくともあの映画「ウィズ」よりは、ドロシーがかわいくて明るくてよりドロシーっぽかったし、オズの国が恐ろしい場所ではなかった分、こっちのほうが私は好きです。ドロシーの元気なところ、何ごとにもめげないところが楽しく描かれていたように思います。見て元気になれるのは絶対にこっち。(って、もう映画のほうの記憶がかすか~なので、あんまり言いきるのも気がひけますが^^;)
とにかく色が明るくポップな感じなので、映画のような怖~い感じはありませんでした。映画ではオズは、なんか廃墟、ゴーストタウンみたいな感じでしたから。でもポップすぎて、ついていけないところもありました。あのカリダたちは何?!^^;;あれって何だったの?!?!
マンチキンたちも、うーん??もうちょっと頭良さそうな設定にしてあげてほしかった気も?^^;
かかしさんは優しいちょっと内気な感じのかかしさんで、ブリキ男はなんかしっかりしてたなぁ。めそめそするような場面はなかったです。かっこよかった。ライオンは臆病というよりは甘えん坊?守ってあげずにいられないようなかわいい感じでした。トトがいなかったからその代わりなのかなぁ?
大魔王のオズはほんとに心底いいかげんでどうしようもないペテン師だし、西の魔女はさすがの圧倒的な存在感。北の魔女とグリンダの性格にはちょっと驚きましたが、まあああいうのも面白いかもね^^ でもグリンダはほぼ歌いに出てきただけみたいにも思った…。歌はもちろん上手だし、ミュージカルなんだから、歌は大事なんだろうけど。西の魔女もあっという間にやられちゃって、もうちょっと出番があってもよかったのになぁと思いました。でもそう思うのはMGMの映画のせいかも?原作では西の魔女はドロシーたちがウィンキーに進み始めてから初めて登場するんですものね?(それまでは名前だけ)
うーん?結局このミュージカルって何が言いたかったんだろう?オズの話によくある(?)「もうほんとは持っていたのに自分で気づいてなかっただけ」みたいな感じはそんなになかったような?
「変わろうと思えばいつからでも変われるのよ、自分を信じて」みたいな歌があったのは覚えてます。
そうそう、観客の層が見事にばらばらで、それが印象に残りました。70歳くらいのおじいさん1人で(?)、熟年のご夫婦、おばさまたちのグループ、頭におそろいのリボン付けた高校生(?)の女の子2人、ISSAファンなのかあちこちにピアスしてるクールなお兄さんたち、このままオペラでも観に行けそうなお上品な親子、子供が日能研のリュック背負ってる親子(塾帰り?それとも終わったら塾?)、サッカーの試合帰り?なジャージの親子、地味ーなおばさん、AKBファンなのかいかにもな男の子たち…いろんな年代のさまざまなジャンル(?)の人たちがいました。
あんなにいろんな人たちが見に来る劇って、私、初めての経験でした。
そんな人たちが最後はみんなでスタンディングオベーション…っていうか、まあ立つように舞台から促されて、で、前の人が立つと後ろは立たざるを得ないわけですが。
でも最後、カーテンコールっていうんですか、アンコール?とにかく最後まで楽しませてくれた出演者の皆さまでした。楽しかった~。
ああーなんかまとまりのない文ですね。(いつものことですが)
しかし、12500円は高いよ!!!
しいて言えばこれが結論かも^^;
あと…せっかくなのに、もうおしまいなんてもったいないですね。
またやってくれたらいいのになぁ。
もし次があったら、今度は貯金はたいて子供の分も買います!……たぶん…。
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