12巻目の『ブリキの木こり』に、ギリキンにあるルーン国というのが出てきます。
丸くってゴムでできてて、パーンと破裂する住人たちがいるんですが、
その住人たちの名前が、ハヤカワ版だと
「バル王」 「パンタ」 「ティル」
なんですよね。
ちなみに英語だと King Bal、Panta、Til。
ルーンはLoonです。
「バル王」と「ルーン族」と「風船みたいな体」から連想して、
なんとなく王様の名前はバルーン(balloon)からきてるんだろうなと思ってましたが、
パンタとティルは、別に意味はないのかと思ってました。
今日まで。
さっき、復刊ドットコム版で見てたら、
王様は「バ・ルーン」、パンタは「パンタ・ルーン」、ティルは「ティ・ルーン」になってました。
原文では、最初のほうは「Panta Loon」で出てくるんですけど、そのうち「Panta」になります。
で、復刊ドットコム版ではPantaとしか書いてないところにも何度も何度もパンタ・ルーン、パンタ・ルーンって書いてあるんです。
どうしてこんなにパンタ・ルーンってしつこく書いてあるのかなー?
あれ?こっちは王様の名前が「バ」になってる。
英語ではたしか Bal だったはずだけど、「バ」だけにしたんだ?
これだと、まんま「バルーン」だな…。
英語でもBal Loonってそのままだし…。
え?そのまんま??王様の名前ってそのまま「風船」だったんだ??
ん???
あ!!!!!
パンタ・ルーン!!!!
Panta Loon!!!!
pantaloon!!!
パンタロン!!!!!!!
そう、英語でpantaloonって、パンタロンのことです。
ほんとにある単語です!
○○からきてる、とかじゃなく、そのまんま、単語です!!
え?じゃあ、ティ・ルーンも??
Til Loon? Tilloon? んー??なんだろう??
辞書で調べても出てきませんでしたorz
そしてあれこれググっていたら…
最初Til Loonは、ボームさんの原稿ではSal Loonになっていたんだそうです!
へー!!
saloon、サルーン、サロン、ですね。
でもそれだとほんとだと Sa Loonのはずだけど…。
で…なんでSal(もしくはSa)にしないで、Tilにしたのかは、結局わかりませんでした(><)
なんでだったんだろう…。
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