2014年2月14日金曜日

かかしとスクラップスの結婚(ネタバレあり)

かかしとスクラップス(つぎはぎ娘 or パッチワーク娘)が結婚するとかしないとか、
そんな話を昔どこかで聞いたことがありました。

えー!と驚いたものの、
詰めモノ同士のカップルで、お似合いといえばお似合いか…
と一瞬思って、そのまま記憶の彼方へ…

そうしたら、たしか去年の秋ごろでしたか、ツイッターでそんな話が出て、
ちょうど、アメリカのオズファンの人とちょっとやりとりをすることがあって、
何か一冊オズの本を送ってもらうことになりました。

で、私が選んだのが、これ。


『The Patchwork Bride of Oz』

そのものズバリ、『オズのパッチワーク花嫁』
(あれ?センスない?^^; 「パッチワーク・ブライド」のほうがいいのかな?)

うすーい本です。本文は全38ページ。

そのうちイラストが11ページ分くらいあって、お話部分は27ページ分くらいしかありません。子供向けだから字も大きいし。

あと、巻末にニールさんのイラストも少しおまけで(?)ついてます。


裏表紙には「A Wedding in Oz!」とあって、

あるクリスマスイブの夜、<愛の磁石>の力が働き、かかしとスクラップスは結婚しようと思い立ちます。(私の適当訳)

といった説明がついています。


オズシリーズのファンの皆さんならもちろんご存知の、あの、モジャボロ(ボサ男)の持っていた<愛の磁石>です。あれって、たしかエメラルドの都の門の上に掲げられていて、門を通る人たちすべてが愛し愛されるようになってたはずですが…えー??<愛の磁石>の「愛」って、そんな、恋愛の「愛」だっけ??

と、ちょっと納得いかない感もあったのですが、でもそれってオズストーリーではおなじみのもの^^;;;
気にせず先に進みました。


この先激しくネタバレです。







ちょうどクリスマスということもあって、サンタクロースがオズを訪れ、例によってオズマ主催の晩さん会。そこで、かかしとスクラップスは「私達、結婚します!」宣言。

みんなにおめでとうと祝福されて、6か月後に北の良い魔女のギリキンのthe mountain retreatで式をあげることに。retreat って避難所とか、静養所っていう意味があるんですね。
ちなみにgoogleで画像検索してみるとこんな結果に。


そしたら、ウォグルバグ(クルクルムシ)がまた余計な(?)こと言い出すんですよね。新郎新婦に。いや、彼にしてみれば当然の、ナイスアドバイスしてるつもりなんですが。

新郎であるかかしには
「まさかいつも来ている普段着で式に出るんじゃあるまいな?」
「いやでもこれは私の体といってもいいくらいのもので…」
「式の出席者たちにいい印象を与えたくないのかね?」
「式の出席者たちはみな私の友人だから、もうすでにいい印象は持ってると思うけど…」
「キミの式なんだよ?キミにはプライドというものがないのかね?」

まあねぇ、たしかにまったく間違ったこと言ってるわけじゃないんですけど、
なんか言い方がねぇ…いかにもウォグルバグ(クルクルムシ)らしい…^^;

困っているかかしにモジャボロ(ボサ男)が、「私が助けてあげよう」と申し出て、かかしは「君が服のことで私を助ける?」と驚くのですが、モジャボロは落ち着いたもので、自分の服はたしかにモジャモジャ、ボロボロだけど、それは「ねばならぬ」からではなく、「そうしたい」からなんだと説明します。

だけど、人はみな彼の服装をみて、服をプレゼントしてくれるんですって。
だから、彼はすごくたくさんの服を持ってるんですって。
彼にはまったく必要ないのに。へー!


で、2人で式の服を選ぶんですが、ここは読まれた時のお楽しみってことで^^


ウォグルバグは新婦のスクラップスにもアドバイスします。

花嫁は白を着るものだから、君はそのカラフルなパッチワークを脱いで白いドレスを着なければならない、と。一度も白なんか着たことないスクラップスは悩み始めます。

そこに虹の娘ポリクローム登場。

スクラップスの悩みを聞いて、「そんな『伝統』なんか気にしなくていいわよ。私達って、伝統的であったことなんて一度もないじゃない?」って「あなたはいつもちゃんとしてるように見えるけど」というスクラップスに、「空の世界から下りてみたがる虹の娘なんていないわ」って。

それをうけてスクラップスは「そういえば二人ともダンスが好きね」
ポリーは「二人ともカラフルな服を来ているし」

いつも陽気なこの二人、似てるなんて思ったことなかったけど、そういえば共通点がたくさんあるんですね。

式用に「お父様の虹から集めた色を使った服を作るよう、雲の妖精たちに頼んでおくわ。それならウォグルバグも文句は言えないでしょう。白っていうのは、たくさんの色の光が集まってできるものなのよ」って。ポリーちゃん、いい子だなぁ。


そして6月にジューンブライドとなったパッチワーク娘とかかしは、みんなの見守る中、サンタの立会いで結婚の誓いをかわします。

ほんとに結婚しちゃった!

そしてギリキンの新居で新婚生活を始めますが、お互い「エメラルドの都の生活が恋しい」「ブリキの木こりが懐かしい」とか言い出して、「じゃあお互い相手に会いたくなるまで別々に暮らすことにしよう」って。

へー。別居婚ってやつですかねー。進歩的なのね^^
ちなみに出版は1993年です。

2014年1月8日水曜日

中井さんのイラスト:「The Marvelous Land of Oz」(『オズの虹の国』、あるいは『オズのふしぎな国』)

皆様、明けましておめでとうございます。
気まぐれ更新のブログですが、今年も引き続きよろしくお願いいたします。

記念すべきオズイヤー(勝手に命名)の2013年、
1年を振り返ろうと思ってるうちに年が明け、あっという間にもう1月も8日です。
早いわーー。

…と言い訳はさておき。


2014年最初の記事も中井さんのすてきなイラストからです(^^)/
2作目の"The Marvelous Land of Oz"のイラストです。
(中井さん、いつもありがとうございます)

1 チップ

2 モンビ

3 チップとジャックの家出

4 ちょっと休憩

5 ソーホースの誕生

6 河を渡ろう

7 エメラルドの都をめざしてGO

8 エメラルドの都の門番

9 門番と兵隊とジャックとソーホース


どのイラストも、温かくてちょっとユーモラスで、ほんとに「オズ」の雰囲気がよく出てますよね~。

みなさんはどのイラストがお気に入りですか?

私は、4,5,6あたりの草の感じが大好きです。中井さんのイラストはいつも草や木の雰囲気がすごく好きです。7のみんなの空中での浮かび具合も好きだし、どのイラストもジャックの表情がいいし、3の雰囲気も4や5のきれいな色づかいも好きです。ああ、そんなこと言ってると、結局全部になってしまいますけど。

また続きを送っていただけるそうで、今から楽しみです。^^

2013年11月29日金曜日

オズに関連のあるYoutube動画 その3

moriさんから「Youtubeでみつけたオズに関する曲」へのコメントでいただいた情報です。
コメントのままだと目に留まりにくいと思うので、新しい記事としてみなさんにご紹介(^^)/

<moriさんにいただいたコメント>
古い日記にコメントで恐縮ですが、
オズ関連の音楽ネタということで、スペインのバンドでMägo de Ozというバンドがいるようです。
このバンド名はスペイン語で「オズの魔法使い」だそうです。
ヴァイキング・メタルなんて呼ばれる、民謡・民族音楽+メタルみたいな音楽のジャンルで割と知名度のあるバンドのようです。

↑そのものズバリなタイトルの曲を探しました。
歌詞は・・・わかりません(笑)
しかしジャケット写真のコスプレがひどい(笑)
ドロシーが……

あと全然別のバンドで「The world of oz」
これはイギリスのバンドで、CD持ってます。
アルバム一枚だけ発表して、他は色々謎なようです。
音楽はソフトロック系で、はっきりオズを題材にした曲はないと思います。

アルバムジャケットはオズしてます。
ついでにvocalの名前がクリストファーロビン(笑)

最後、日本のHIPHOPから。
Mr.OZ に「The wizard of 」という「オズの魔法使い」を
題材にしたアルバムがあるようです。
実は前にTUTAYAで見つけたのですが、その時借りずに
いまだに聞いてません。
Mr.OZ という名前は別にオズからとったわけではないそうです。
一応カカシを題材にした収録曲を引っ張ってきました 
    まだTUTAYAにあったら借りてこようかな

<↑moriさんにいただいたコメントここまで>




スペインのMägo de Ozは、おっしゃるとおり、民族音楽のようなでもメタルっぽいところもあり…ジャケットの、あの肩を出してるあの人がドロシーですよね、きっと??^^;;;たしかに…^^;;;;

イギリスのバンドは…いろいろ謎なんですね?^^
なんか「ふぁぁぁぁ~~~ん」っていう音が不思議な感じの曲ですね。
アルバムジャケットはたしかにオズ!!
そしてボーカルがクリストファー・ロビン?!プーさんもどこかで出てくるのかしらん^^

日本のHIPHOPは…HIPHOPでオズだとこんな感じになるんですね!へー!




それにしてもオズに関するバンドって案外たくさんあるんですね。



ここでついでにと言ってはなんですが、よく見かけるオズ関連動画を私からも二つ。
前にツイートしたと思いますが、流れてっちゃうので、やっぱりここにも書いておきます。



何か知らないけど、これすごく人気あるみたいですよ。
歌ってる人が人気ある人たち?なんですか??私は全然知りません・・・^^;;;
(歌詞つきの動画もありました。→http://www.youtube.com/watch?v=5rCQJmVaQpg

あと、これ。全英ナンバーワンになった曲だそうですが、これもオズモチーフなんですって。
ちょっとダークな感じですね。

2013年11月14日木曜日

中井さんのイラスト:番外編

中井さんからいただいていた番外編です。
ずいぶん前に送っていただいていたのに、私の作業が遅くなってしまいました。
すみません。

(絵をクリックすると大きくなります)
1 ある日のマンチキンのかかし

2 ある日のブリキのきこり

3 ある日の臆病ライオン

4 お正月

5 ボーム氏とドロシー

1~3もすてきですけど、4は日本人の中井さんならではのイラストですよね。あのメンバーのこんな姿が見られるなんて、思ってもみませんでした。彼ら距離がぐんと縮まったようで、すごく嬉しかったです。

私は個人的には5が一番好きです。印象的な、心に残るイラストです。

2013年10月17日木曜日

中井さんのイラスト:「オズの魔法使い」編その4

「オズの魔法使い」編は今回で終わりです。
次回は「番外編」を送ってくださるそうで、今から楽しみにしています^^

いつものようにクリックすると大きくなります。


31 セトモノの国

32 臆病ライオンと怪物

33 グリンダ

34 銀の靴


グリンダの髪はちゃんと(?)赤毛になってますね。白いドレスも素敵 ^^

銀の靴の先がとんがっていて、いかにも魔女の靴っぽいですね^^

2013年10月9日水曜日

中井さんのイラスト:「オズの魔法使い」編その3

中井初夫さんのイラストの続きです。(^^)/

メールで6枚ずつ送っていただいているのですが、いつもそれぞれのイラストのタイトルを見て、「あ!その場面を!」と期待が膨らみ、ファイルを開ける瞬間、クリックしてからファイルが開くまでのあの一瞬のワクワク感はもうなんて言っていいのか、まさに宝箱を開けている感じです^^

そしてステキなイラストが目の前に。「わぁ!こんなふうに!!」と、えへへ、すみません、いつも一番先に楽しませていただいてます^^

いつもどおり、クリックすると大きくなります。

19 オズ様とブリキのきこり

20 オズ様と臆病ライオン

21 さあ どうする?

22 旅立ちの前


23 西の魔女と空飛ぶ猿

24 西の魔女と臆病ライオン

25 あらっ とけちゃった

26 空飛ぶ猿

27 オズの正体

28 気球をつくろう

29 ドロシーはやく


30 あばれものの木




オズマとドロシーの髪の色は

グリンダの髪の色の話をしていたとき、グリンダは赤で…

「ブロンドはオズマですよね」という話になり、

たしかそうだったはず…と2巻を確かめたら、

「赤みをおびた金髪がふさふさとながれるのを…」(ハヤカワ版)と書かれてました。


ん??ここでも「赤みをおびた金髪」??また赤と金??^^;;;

原文は…ruddy gold となっていました。
ruddyっていうのは「赤みをおびた、赤っぽい」っていう意味らしいです。

じゃあ、「赤みをおびた金髪」という翻訳はそのまんまだったってことですよね。
問題は、その赤と金の割合。

どうなのどうなの?

と、またまたThe Royal Forum of Ozで聞いてみたら…

「金髪と書かれていたのはその最初の一回だけで、その後イラストレーターのニールが『オズのオズマ姫』で彼女の髪の毛を黒く描いて、その後もそれを続けて、最後には描写のほうが合わせる形で黒になったんだよ」って。(例によって翻訳は私^^;)

えーーー?!?!

オズマって黒髪?!

でもそういえば、イラストでいつも髪が黒く塗られていたような…

http://en.wikipedia.org/wiki/Ozma_of_Oz
http://en.wikipedia.org/wiki/Princess_Ozma
http://badassdigest.com/2013/02/28/ozma-l.-frank-baums-trans-positive-oz-character/
http://www.betterlivingthroughbeowulf.com/?p=381


「後で文章でも黒になった」という、その場所がわかればと少し探してみたんですが、結局見つけられませんでした。(ご存知の方ぜひ教えてください!)

でもとにかく「オズマの髪は黒」もあり!でした。

最初に「金髪」とあるので、それはそれでオッケーだと思うし、赤みが強いと解釈すれば茶色っぽいのもオッケーなのかも。もうね、自由ですよ、自由^^;

ときどき茶色っぽいのもあるんですよね…^^;
http://meganphntmgrl.tumblr.com/post/4476717324/dorothy-and-princess-ozma-by-john-r-neill
http://www.examiner.com/article/exploration-of-the-book-the-yellow-knight-of-oz-part-four

もうね、あの人たち、ほんといい加減だから~!!

多少の色の違いは目をつぶるとしても、金髪から黒はないでしょーー?!
全然違うじゃん!!

ニールさんもニールさんで「オズマの髪って黒でよかったでしたっけ?」とか、一言確認しなかったの?
ボームさんもボームさんで本を見た時「あれ、オズマってこんなイメージじゃないんだけど」とかなんとか言えなかったの?!もぉーーー!!なんなの、2人とも~!!

ほんと不思議です。

でもそういうところがなんだかオズっぽい、これぞオズ!って感じもして、
「あはは、やられた~。やっぱオズっていいわ~」とも思ったり。^^
そんなことないですか?



あと、ついでに(?)ドロシー。

「みんなドロシーはブルネットだって思ってるんじゃない?だってジュディ・ガーランドがそうだったから。でも本の中ではニールはブロンドで描いてた。デンスローのドロシーは何色の髪かはっきりしないし、ボームも特に何も書いてなかったし、僕はニールの絵からブロンドだって思ってる」という方が。

たしかにニールのドロシーはブロンドっぽい!
カラーだと黄色だし、モノクロでは白になってる。
私の見た限り。(←これつけないとね。油断できないわ~^^;)

えー?でもデンスローの絵って、「茶色」じゃないの??

ほんとよくわからん。